キャベツはダイエットに向いている?
今回は『キャベツ』はなぜダイエットに向いているのか?
キャベツはスープや生のサラダ、ジュースなどにして摂取すると、薬膳効果が期待できるため、「食べる薬」と呼ばれているんです。胃の痛み、不快感や、糖尿病、便秘や吹き出物、ガンの発生まで抑えて効果が期待できるキャベツ。そんなキャベツについてメリットやデメリット、そしてレシピなどご紹介していきます!
キャベツダイエットのメリット
ストレスを和らげ免疫力を高める!
キャベツに含まれるビタミンCには、免疫力を高める作用があります。免疫力とは、細菌やウイルスなどから身を守る能力のことです。ビタミンCは、体内に入ってきた細菌やウイルスなどを攻撃する白血球の働きを助けるとともに、自らも細菌やウイルスと闘い体内への侵入を防ぎます。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。コラーゲンが生成されることで、皮膚や骨、血管が丈夫になり、病気に対する抵抗力が高まります。
ストレスは、不安や緊張といった精神的なストレスはもちろん、紫外線やタバコ、疲労、睡眠不足などを原因としてもおこります。ヒトはストレスを感じると体内でビタミンCを大量に消費します。体内のビタミンCが不足すると、ストレスに弱くなり、心身の不調にもつながります。
ビタミンCを摂取し、体内のビタミンC不足を解消することでストレスが軽減されます。
便秘解消し肌荒れを予防!
キャベツには食物繊維が多く含まれています。食物繊維は、ヒトの体で消化できない栄養素です。そのため、腸に入ってきた食べ物を排出するためのぜん動運動を促し、便を体外に排出します。
そして腸内環境が改善されると肌も綺麗になっていきます。美肌ビタミンと呼ばれているビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない成分です。コラーゲンは、肌のハリを保つ働きを担っています。さらに、ビタミンCにはシミの原因となるメラニン色素の生成を防ぐ働きもあります。日焼けやシミの予防にもなります。
動脈硬化を予防し胃腸の粘膜を健康に保つ
食物繊維には、余分なコレステロールを吸着し体外に排出させる働きがあります。
血液をコレステロールでドロドロにすることなく、動脈硬化による脳梗塞などの病気を予防します。
キャベツは、胃の働きや胃の粘膜を正常に保つビタミンUを豊富に含んでいます。
ビタミンUは、胃腸の粘膜を修復するためにたんぱく質の合成を活発にし、傷ついた粘膜を治す働きなどがあります。そのため、胃腸粘膜の新陳代謝を活発にすることが期待されています。
さらに、胃酸の分泌を抑えることで、胃腸粘膜の負担を軽減することができ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防・改善へとつながります。
キャベツの食べ過ぎにより考えられるデメリット
食べ方によっては太る
キャベツ自体はカロリーの低い食べ物ですが、生のキャベツや蒸したキャベツを、味を付けずにそのまま食べることはあまりありませんよね。
キャベツのサラダといえばコールスローなどが定番ですが、ドレッシングやマヨネーズは油脂を多く含むので、一緒に摂るとカロリーも高くなります。ダイエットのためにキャベツでお腹を満たそうとしてたくさん食べれば、使用するドレッシングやマヨネーズの量も増えるので、逆効果になる可能性も。
加熱して食べる場合も油を使用すればその分カロリーが高くなるので、食べ方によってはキャベツで太るということも考えられるでしょう。
腹痛や下痢・便秘・アレルギーの可能性に注意
ダイエット目的などでキャベツだけを大量に食べた場合、キャベツに含まれる食物繊維の摂り過ぎによる影響が考えられます。
食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維との2種類があり、生のキャベツには100gあたり水溶性食物繊維0.4g、不溶性食物繊維1.4gが含まれます。食物繊維は通常、下痢や便秘の改善に役立つ方向に働きますが、過剰に摂取すると腹痛や下痢、便秘になったり、おならが増えたりすることがあるので注意が必要です。
また、カルシウムや鉄などのミネラルの吸収が妨げられる可能性も。これは食品から摂取する食物繊維の量で起こるとは考えにくいですが、摂れば摂るだけ良いというものではありません。
もう一つの注意点が、アブラナ科の植物にアレルギーがある場合、キャベツを食べたときにも交差反応によってアレルギー症状を起こす可能性があります。これはアレルギーの原因となる花粉中の抗原(アレルゲン)と似た成分がキャベツに含まれるために起こります。アブラナ科の植物でアレルギーが出る方は注意してください。
キャベツの1日の摂取目安は?
キャベツをどれくらい食べてもよいかという基準はありませんが、通常の食事で食べる量であればおそらく安全だとされています。そのためここでは、野菜をバランスよく摂るという観点から考えてみましょう。
食事バランスガイドでは野菜1単位(SV)を70gとしており、これはだいたい小鉢1つ分という意味です。
副菜として1日5~6単位の野菜を摂るのが目安ですが、バランスを考えるとキャベツはこのうち2単位(140g)くらいが適量ではないでしょうか。キャベツ以外の淡色野菜や緑黄色野菜もしっかり摂取し、栄養の偏りがないようにすることが大切です。
食材によって栄養素や量は異なるため、キャベツばかり食べていると体に必要な栄養を十分に摂れないことが考えられます。ひとつのものばかり食べるのではなく、いろんな食材をバランス良く食べることを心がけましょう。
低カロリー!ダイエットに使えるおすすめレシピ
おからパウダー入りお好み焼き
薄力粉の代わりに、おからパウダーを使用したお好み焼きです。長芋が入っているので、ふわふわ食感の仕上がりになります。長芋の糖質は12.9g、じゃがいもは16.3g、さつまいもは30.3gなので、比較的低くヘルシーです。低糖質ダイエット中の方にも、おすすめのレシピです。
材料(2人分)
- キャベツ 200g
- 豚バラ肉(薄切り50g
- おからパウダー30g
- 長芋すりおろし30g
- 水150cc
- 卵1個
- だしの素小さじ1杯
- しょうゆ小さじ1杯
- お好み焼きソース適量
- マヨネーズ適量
春キャベツのサラダ
春キャベツのほか、にんじんやきゅうり、セロリ、みょうがを使ったサラダです。野菜の食感が、パリパリしていて箸休めにもおすすめ。食物繊維を多く含む野菜を使っているため、噛み応えがあり満腹感を得やすいです!
材料 ( 2 人分 )
- 春キャベツ1/8個
- ニンジン1/8本
- キュウリ1/2本
- セロリ1/4本
- ミョウガ1/2~1本
- 塩小さじ1/2
ドレッシング
- 作り置き甘酢大さじ1.5
- オリーブ油大さじ1/2
- 塩コショウ少々
- ドライパセリ小さじ1/2
キャベツシュウマイ
皮の代わりにキャベツを使ったシュウマイです。ひき肉の旨味にキャベツの甘味が加わって、おいしいですよ。蒸し器を使わず、レンジ加熱の簡単調理でできます。皮を使わないから、低糖質ダイエット中の方も是非!
材料(3〜4人分)
- キャベツ 4枚
- 豚ひき肉 200g
- しょうがすりおろし 1片分
- オイスターソース 大さじ1杯
- グリンピース 12個
キャベツはダイエットに向いている?まとめ
キャベツダイエットを活用して、健康的に痩せよう!
キャベツダイエットに向いてる方↓
- 免疫力を向上させたい方
- ストレスをやわらげたい方
- 肌荒れでお悩みの方
- 便秘でお悩みの方
- 生活習慣病を予防したい方
- 胃腸の健康を保ちたい方
キャベツを食事前に食べることで、そのあとの食事の量を減らせるキャベツダイエット。キャベツはカロリーが低く、食物繊維が豊富なので、ダイエットにぴったりな食材です。ただし即効性はないので、根気よく続けることが大切。功を焦って、無理なダイエットをすると、リバウンドや体調を崩す原因になります。
また昼食と夕食両方でのダイエットが無理なときは、夕食だけにしましょう。夜遅くに取る夕飯の食べ過ぎ防止に、キャベツダイエットを上手に取り入れましょう。
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